アジア金融フォーラムin沖縄 「ITの進展と金融業務の効率化」

アジア金融フォーラムin沖縄 「ITの進展と金融業務の効率化」

2009年1月30日
主催:沖縄県・アジア金融フォーラム協議会
場所:沖縄県名護市万国津梁館
モデレーター:MM総研所長 中島 洋 氏 
パネリスト :
経済産業省商務情報政策局情報産業振興課 八尋 俊英 氏
ティーシス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 近藤 均 氏
日本ユニシス 執行役員 清川 幸三 氏
日立製作所 金融システム事業部 金融ビジネスコンサルティング部長
                            長 稔也 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 理事 金融サービス事業部
         インダストリー・ソリューション担当 鶴田 規久 氏
富士通株式会社 経営執行役 金融ソリューションビジネスグループ
                    副グループ長 谷口 典彦 氏

 国内で唯一の金融特区である沖縄県名護市で、金融特区の意義をアジアの中心に近い沖縄であることをアピールする意味も込めて開催した第一回のフォーラムである。基調講演に金融庁・佐藤隆文長官、日興シティールディング・ダグラス・ピーターソン会長兼社長、アジア開発銀行・ビンヅ・ロハーニ副頭取、東京証券取引所・斉藤惇社長、財務省・玉木林太郎国際局長、日本銀行・沼波正国際局長ら、アジアの金融業界の大物が集まった。

 そのパネル討論の一つがITの進展によって金融業界がどのように発展させられるのか、金融危機がぼっ発したあと、再度考えてみよう、というテーマで経済産業省の情報振興課長や情報ベンダーの金融担当責任者に集まってもらい、議論をした。

 まず、経済産業省の八尋俊英情報処理振興課長は社会の不可欠なインフラ化したITの世界では一段と信頼性が緊急性をもって重要であること、また、金融機関を含めたサービスビジネスは急速にITと融合しつつあることを指摘した。

 一方、富士通、日立、ユニシスのベンダー各社は、金融業界をさらに変容させるITの諸側面と課題として、顧客管理技術の進展やオープン化の進行とそこに起きてきた課題、ITによる事業や経営の質の向上について、クラウド、SOA、仮想化などのトピックを交えながら議論した。

 また、IBM、TSYSからは、金融機関がグローバル展開する際、とりわけアジアに展開する際には、先行する欧米の経験を重視すべきだ、という点が強調された。この中でアジアの役割、とりわけアジアの中で沖縄の立地のメリットも指摘され、アジアの金融ビジネスの中で沖縄の活用の道が議論された。

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